最近、生え際の白髪がすごく気になる。数本だけだし、抜いちゃおう。
生え際の白髪は気になってしまいますよね。
しかし、白髪はたとえ1本であっても抜かないでください。
数本だけだからといって抜いてしまうと、毛根が傷つき薄毛の原因となってしまいます。
私の知り合いは白髪を抜き続けて、生え際が薄くなってしまったようです。
生え際は見た目を大きく左右する場所です。
その生え際が薄くなってしまったら、印象がとても変わってしまいますよね。
元美容師のゆり子が、抜いてはいけない理由と対処法を詳しくお伝えします!
- 生え際のひょっこり白髪に悩んでいる
- つい白髪を見つけたら抜いてしまう
- まだ白髪染めはしたくない
- 白髪を染めずに目立たなくしたい
薄毛になって悲しい想いをしないよう、この記事を参考にケアをしてください。
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白髪を抜いてはいけない理由
白髪を抜くと、薄毛の原因になるとお伝えしました。
なぜ数本抜いただけで、薄毛になってしまうのでしょう?
ヘアサイクルが乱れてしまう
1本でも白髪を抜いてしまうと、毛根が傷つきます。
毛根が傷つくと、ヘアサイクルが乱れてしまい、薄毛の原因になってしまうのです。
ヘアサイクルって何?と疑問に思いますよね。
ではヘアサイクルについて解説します。
ヘアサイクルとは
髪の毛にはヘアサイクル(毛周期)という、髪の毛が生まれてから抜けていくまでの4つの周期があります。
髪の毛が成長する時期です。
約3〜6年あり、4つの時期の中でも最も長く、髪全体の85〜90%を占めています。
成長が終わって、髪を作り出す細胞たちの活動が止まる時期です。
約1ヶ月〜1ヶ月あり、髪全体の1%ほどです。
活動休止した毛球が押し上げられ、毛穴の中に「いる」だけの時期です。
約4〜5か月あり、髪全体の10〜15%ほどです。
髪を作り出す細胞たちが再び活動し始め、新しい髪の毛を作り始める時期です。
再び成長期に移ります。
このように、髪の成長には順番があるのです。
一番長い成長期の時に抜いてしまうと、半年以上は新しい髪が生えてこなくなります。
白髪を抜き続けてしまうと毛根が傷つき、退行期や休止期が伸びて新しい髪の毛がなかなか生えてこなくなり、薄毛の原因となってしまうのです。
そんな恐ろしいことが起こるなんて!
白髪を無くしたくても、薄毛になってしまうのは嫌ですよね。
白髪は気になるけど白髪染めをする程ではなく、どうしたらいいかわからない。
それでは次に、気になるひょっこり白髪の対処法を5つご説明していきます。
白髪の対処法5選
ひょっこり白髪が生えてしまった時の対処法がこちら。
- 根本から切る
- カラーリングをする
- ヘアマスカラでカバーする
- バランスの良い食事を心がける
- 生活習慣を見直す
詳しく解説しますね。
1.根本から切る
気になる白髪を、根元からハサミで切ります。
この作業は、ご家族や友人、美容室に行った時など、他の人に切ってもらうことをおすすめします。
生え際などは自分でも切れますが、後ろは白髪だけを切る事がとても難しく、他の髪の毛を切ってしまうかもしれません。
なるべくご家族や友人にお願いして切ってもらいましょう。
しかし、生え際のひょっこり白髪を切るだけなら簡単ですが、後頭部に白髪がたくさん生えていると、この方法では大変ですよね。
たくさん生えている場合には、次のカラーリングがおすすめです。
2.カラーリングをする
1番簡単で、キレイに隠せる方法です。
カラーリングといってもさまざまな方法があります。
- 白髪染め
- おしゃれ染め
- ハイライトカラー
大きくまとめるとこの3種類のカラー方法があるのですが、最近は白髪染めでもある程度明るめの色に染められます。
白髪染めというと真っ黒で重たいイメージですが、明るめの色なら軽い印象に見えますよね。
ハイライトとは、細くスジ状にとった髪にブリーチなどをして、部分的に明るくするカラー法です。
地毛の色に明るいスジを入れることで動きのあるスタイルになり、白髪が目立たなくなるのです。
ひょっこり白髪の対処としてカラーをおすすめしましたが、市販のカラー剤はおすすめしません。
市販のカラー剤は素人でも簡単に染まるよう、強めに作られているのです。
薬がうまく根元に塗れず、髪の中間についてしまっては、白髪は染まらないし髪が傷んでしまいます。
カラーリングはプロの美容師さんにお任せしましょう。
3.ヘアマスカラでカバーする
マスカラタイプの白髪隠しなら、お出かけ前にサッとと塗るだけで一時的にカバーしてくれます。
ヘアカラーとは違い、髪や頭皮にも優しいのでおすすめです。
ヘアマスカラなら、ドラッグストアで手軽に購入できますね♪
おすすめのヘアマスカラを3つご紹介しますね。
自然由来成分95%配合で、髪にも地肌にも優しく作られています。
補修成分や保湿成分も配合されていて、仕上がりもパサつかずしなやかに染まります。
5分ほど乾かすのが面倒ですが、敏感肌や自然由来派の方にはおすすめです。
カラーが4色あり、先端がカーブしているので細かいところも塗りやすいです。
速乾でダマになりにくく、ウォータープルーフなので汗や水に強いのが嬉しいですね。
カラーが5色で、コーム内のスポンジが密着し、一塗りでしっかりと付きます。
3〜5分ほど待ちますが、使うたびに色が定着して徐々に染まっていくので、白髪が目立ちにくくなっていきます。
手軽に白髪を隠せるので、お出かけ時の気分も上がりますよ♪
4.バランスの良い食事を心がける
ここからは髪の毛だけではなく、体の中から直接アプローチする方法です。
バランスよい食事を心がけ、髪の材料となるタンパク質を意識して摂るようにしてください。
白髪とは、毛根で作られるメラニンが不足してしまい、色が付かずに生えてしまった毛のことです。
タンパク質やミネラルが不足してしまうと、このメラニンを作る元のメラノサイトが作られなくなってしまい、白髪が増えてしまうのです。
タンパク質は肌や爪の生成、筋肉やホルモンの調整にも使われたりするので、積極的に摂るようにしましょう♪
5.生活習慣の見直し
白髪にとって、生活習慣も食事と同様に大切です。
夜更かしや不規則な食事などをしてしまうと、髪だけでなく身体にも悪影響となってしまいます。
十分な睡眠をとる事は、体の疲労回復をし自律神経の働きを正常にしてくれます。
体の一番上にある頭は血流が行きづらく、寝ている体勢が一番頭に血流が行きやすいのです。
ストレスを抱えたままだと、自律神経が乱れて様々な不調が起こり、髪まで栄養が届かなくなってしまうのです。
ストレス発散をして、ゆったりと過ごしたいですね♪
まとめ
白髪を抜いてしまうと毛根が傷つき、ヘアサイクルが乱れてしまいます。
ヘアサイクルが乱れると、新しい髪が作られる期間が伸びてしまい、薄毛の原因になってしまいます。
白髪を抜くのではなく、5つの対処法から実践できることをして、うまく付き合っていきましょう。
- 根本から切る
- カラーリングをする
- ヘアマスカラでカバーする
- バランスの良い食事を心がける
- 生活習慣を見直す
対処法5つの中でも食事と生活習慣は、健康的に過ごすためにとても大切なので、積極的に取り入れてみてください。
健康的なキレイを一緒に目指していきましょう♪