髪の毛長くて乾かすのが大変なんだけど、自然乾燥じゃダメ?
仕事や家事で疲れ切って、なんとかお風呂に入ったものの、髪を乾かすのが大変だと感じてしまいますよね。
私も家事が終わらない時などは、つい乾かすのを後回しにしてしまいます。
しかし、髪の毛を乾かさないと頭がかゆくなったり、冷えてしまったり、様々なトラブルが起こってしまいます。
なぜトラブルが起きてしまうのかを、元美容師ママが詳しく解説しますね。
- 髪を乾かさないと起こるトラブル
- 正しい乾かし方
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髪の毛を乾かさないとどうなる?
髪の毛を乾かさないと、様々なトラブルが起こります。
- キューティクルが開いて毛先が傷む
- 雑菌が繁殖して頭皮トラブルが起こる
- 頭が冷えて血行が悪くなる
- ヘアカラーが色落ちしてしまう
- 寝ぐせがつきやすい
詳しく解説しますね。
キューティクルが開いて毛先が傷む
水分を含んだ髪は膨張し、表面のキューティクルが開いた状態になります。
キューティクルとは髪の一番外側にあり、髪の水分やケラチンというタンパク質を保護する役割をしています。
このキューティクルが開いてしまうと、必要な水分やケラチンが髪から出てしまいます。
そのため髪がダメージを受け、パサつきや枝毛などが起きてしまうのです。
雑菌が繁殖して頭皮トラブルが起こる
地肌が濡れていると、雑菌が繁殖してフケや匂い、かゆみの原因となってしまいます。
例えると、雨の日に洗濯物を部屋干しすると、洗濯物からは生乾きのイヤなニオイがしますよね。
洗濯物の湿気で雑菌が増殖し、生乾きの匂いになってしまうのです。
その洗濯物と同じ現象が地肌にも起こっていて、濡れた洗濯物を頭に乗せているのと同じ状態になっているのです。
想像してみるとゾッとしますよね。
頭が冷えて血行が悪くなる
髪を濡れたまま放置すると、頭が冷えてしまいます。
- 血行が悪くなる
- 毛根に十分な栄養が届かなくなる
- 髪に元気が無くなり、薄毛や白髪の原因にもなる
頭が冷えただけで?と思ってしまいますよね。
しかし、髪に栄養を届けるためには、とても重要な事なのです。
また、頭が冷えると頭痛や風邪を引いてしまいます。
ヘアカラーが落ちてしまう
髪が濡れていると、キューティクルが開くとお話ししました。
実はキューティクルが開くという事は、髪の栄養だけでなく、ヘアカラーの色素まで流れてしまうのです。
せっかく綺麗に染めていても、すぐに色落ちしてしまったらもったいないですよね。
寝ぐせがつきやすい
髪を自然乾燥させると、根元は乾きづらくなります。
根元が湿ったまま寝てしまうと、枕に当たってぐしゃっとなった状態で乾いてしまいますよね。
髪は乾いた時に形作られるため、寝ぐせとなって翌日のスタイリングに響いてしまいます。
このように、様々なトラブルが起きないよう、ちゃんと乾かすことはとても大事なのです。
次章で正しい乾かし方をお伝えするので、ぜひ実践してみてください。
正しい乾かし方
髪の毛をしっかり乾かすためには、正しい順番で乾かす必要があります。
タオルで優しく包んでトントンとする様に拭いてください。
流さないトリートメントをつけると、毛先の保護になります。
なるべくつけるようにしましょう。
毛先から乾かしてしまうと、なかなか地肌が乾きません。
髪をかき分けるようにして、ドライヤーの風を当ててください。
髪が乾いたら、冷風を当ててキューティクルを閉めます。
このひと手間で手触りが変わるので、頑張ってみましょう。
タオルドライが甘かったり毛先から乾かしたりしていては、なかなか乾いてくれない上に、ドライヤーの熱で傷んでしまいます。
時間を無駄にせず、髪を傷ませないよう、正しい方法でしっかりと乾かしましょう。
まとめ
- キューティクルが開いて毛先が傷む
- 雑菌が繁殖して頭皮トラブルが起こる
- 頭が冷えて血行が悪くなる
- ヘアカラーが色落ちしてしまう
- 寝ぐせがつきやすい
以上が、乾かさないと起こるトラブルでした。
雑菌が繁殖したり、血行が悪くなり薄毛などの原因になってしまっては困ります。
頭皮の健康のためにも、しっかり乾かすようにしましょうね。
少しでもお役に立てたら嬉しいです♪