SNSなどで、子どもがヘアカラーをしている投稿を見かけますよね。
自分の子どもにもヘアカラーをしたいと言われて、染めても体に影響がないか心配で悩んでいませんか?
結論から言うと、子どもはまだヘアカラーをしてはいけません。
成長途中である子どもにヘアカラーをすると、様々なトラブルの危険があります。
どのような危険があるのかを、元美容師ママの私が詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
子どもがヘアカラーをしてはいけない理由
なぜ子どもがヘアカラーをしてはいけないのかと言うと、2つ理由があります。詳しく解説していきますね。
子どもの髪も地肌もまだ未熟
子どもの髪の毛は成長途中であり、大人よりもタンパク質の量が少なくて細く、傷みやすいです。
また、子どもの肌は皮脂の分泌などが少なく、肌を保護するためのバリア機能が弱いため、とても敏感です。
そしてカラー剤はとても強い薬のため、髪へのダメージが大きいことはもちろん、薬が肌についたり、薬の成分が髪に残っていたりすると、強い刺激となってしまいます。
バリア機能が弱い子どもの肌では、首や顔など、髪が触れるところに痒みが出てかぶれてしまう可能性があるのです。
ジアミンアレルギーの危険も
カラー剤の染料であるジアミンという成分が、アレルギーを引き起こしてしまう事があります。
アトピーや喘息、食物アレルギーを持つ子どもだと、アレルギーの併発で重篤化してしまうかもしれません。
命にも関わってしまうこともあり得るため、子どもにはヘアカラーをしないでください。
また、一度ジアミンアレルギーを起こすと、大人になってからもカラーをしづらくなってしまいます。
大人になって、身体の作りもしっかりしてから、ヘアカラーを楽しんでもらいましょう。
毛先だけでもおすすめしない
毛先だけなら、肌に触れる事もないので大丈夫では?と考えがちですが、実は毎日のシャンプーでも、カラーの染料は少しずつ流れていきます。
染料がお湯によって流れていき、体にまとってしまうので、かぶれないとは言い切れません。
先述した通り、アトピーや喘息、食物アレルギーがある子などは発作の原因にもなりかねないため、おすすめはできません。
何も起こらないうちに、染めた毛先を切ってしまえば問題はないですが、体への影響を気にするなら断然染めない方がいいですよ。
ヘアカラーは何歳から大丈夫?
子どものヘアカラーは、体の発達が落ち着く15歳頃が望ましいです。
高校生ごろが望ましいのですが、通っている学校の校則が厳しい場合には、卒業するまで我慢しましょう。
「やっと染められるようになったのになぜ!?」と思いますよね。
私も高校生時代に失敗したので、その経験も踏まえて詳しく解説しますね。
校則が厳しいなら卒業まで待って
夏休み期間だけカラーして、また黒染めをして…を繰り返してしまうと、かなり傷んでしまいます。
私も高校生の頃にハメを外して染めていましたが、黒染めをしても時間と共に色落ちして明るくなってしまいます。
生徒指導などで指摘されると、再び黒染めをしなくてはいけません。
何度も染め直すのでかなり傷むだけでなく、次に明るく染めるときに、黒染めの染料が残ってしまい、ムラや希望している明るさにできなくなってしまいます。
卒業して好きな色に染められるようになっても、黒染めをしていると不可能になってしまうので、できれば卒業まで我慢してもらいましょう。
期間限定なら裾カラーで
もし、どうしても夏休みだけ染めたいと言われたら、毛先だけ染める「裾カラー」がおすすめです。
毛先だけなら、バッサリ切ってしまえば染め直しの手間もありません。
一気にイメチェンができるので、おすすめですよ♪
エクステでカラーチェンジがおすすめ!
ダンスの発表会や、ハロウィンパーティーなどでも活躍してくれるのが、カラーエクステです。
私の感覚的に、ヘアチョークは発色がイマイチ良くない気がしてしまうので、エクステの方がおすすめです。
ワンタッチでつけられて、アクセントにもなるカラーエクステが可愛くて便利ですよ!
ポニーテールに付けるタイプも可愛いですね♪
ネットではもちろん、ダイソーやセリアにもカラーエクステがありました!
我が家でも娘におねだりされたので、ダイソーのカラーエクステを5色買ってみました。
100均なのにカラーバリエーションが豊富で、結構びっくりしました。
一つ100円なので、何色でも挑戦しやすくていいですね♪
お子さんに染めたいと言われたら、上記のようなエクステを勧めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
子どもの小さな体には、まだヘアカラーの強い薬剤に耐えられません。
髪が傷むだけではなく、肌荒れやアレルギーを起こして、命に関わる危険があります。
私も小さな子を持つ母親なので、子どもに何かあったらと思うといても立ってもいられません。
大切なお子さんの健康を守るためにも、エクステなどでイメチェンして、ヘアカラーは大きくなるまで我慢してもらいましょう。
最後までご覧くださり、ありがとうございます。